男性の袴姿は格好良く

もともと袴は男性用の着物だったというのに、あまり男性が履く機会がありません。

男性の袴姿はなかなか格好良く、頼りなさそうな男性もがっしりとした印象を与えて逞しく見えます。

ですが卒業式にはあまり履いている人は居なさそうですし、その姿を見せるのは成人式や結婚式の時くらいでしょうか?

実はこのようにあまり馴染みがないと思われがちな袴ですが、現代でも身近なところで履かれているのです。

40年くらい前に流行ったスポ根ドラマの主人公が砂浜で竹刀を持って走る姿は、この時代のヒーローその物でした。

この主人公が着ていたのはと言うと、剣道着です。

この剣道着のズボンは武道袴です。

綿100%で洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えて、裾のひだは洗うたびに無くなっていきますが、それもまたそれで格好良く見えますよね。

激しく動き回るので裾の長さは普通の物に比べると短くなっています。

男女問わずこの格好に憧れて学生時代に剣道部に入った、と言う人も少なくはないでしょう、私も女性ですがこの剣道着に憧れていました。

男性が袴を履くのは、普通の人なら成人式と結婚式の時だけです。

成人式ではちょっと前までは、男性はスーツ姿で袴を履いている人などほとんどいませんでした。

なぜ成人式に履くようになったのかと言うと、1998年頃から「荒れた成人式」

と今は呼び名までついていますが、地方の成人式でヤンキーが暴れている映像を流したのがきっかけだそうです。

ですがもともと日本の文化でもある袴なのですから成人式で正装として着るのは良い事ですし、最近ではセンスのよい派手ではない和装の人も増えたそうです。

着物レンタル店で展示している男性用の和装のセットを見ていると、ヒョウ柄やチェックの柄、パターン柄などがあり、カラーは紫や赤に人気があるそうです。

なかには金色に黒の紋付の袴に、漢字や龍が刺繍されている羽織でコーディネートされているのもありました、これはまさしく殿を思わせる風貌です。

この何年かは「荒れた成人式」

の映像は自粛されているようでニュースでも取り上げられる事はなくなりました。